メインブランドVANILLABEANSの実店舗第一号店である「バニラビーンズみなとみらい本店」は、店内カフェエリアに設置しているソファを、自社チョコレート製造で排出する”カカオハスク”を使った合成皮革のカカオレザーへと変更いたしました。
さらっとしていて肌馴染みや座り心地もよく、みなとみらい本店の落ち着いたイメージにぴったりのカカオレザーができました。
カカオレザーは、企画プロデュースをアップサイクルプロジェクトを手がける「モリリン株式会社」様と、レザー制作は、メイド・イン・ジャパンにこだわるオリジナル革小物ブランド「ステータシー」様のご協力により実現いたしました。
チョコレートデザイン株式会社は、カカオ豆からチョコレートを製造する際に生まれるカカオハスクを、廃棄することなくアップサイクルする方法を、これからも継続して模索していきます。
カカオハスクと、VANILLABEANSのアップサイクル事業について
カカオハスクは、チョコレートの原料となる“カカオ豆”の外皮です。カカオ豆を焙煎・粉砕する時に外皮の”カカオハスク”と、中身の”カカオニブ”に分けられ、カカオハスクはチョコレートを作る過程で使うことがありません。
チョコレートデザイン株式会社では、チョコレート生産で年間およそ12トンのカカオハスクが排出されます。これらを廃棄することなく、アップサイクルする方法を模索するため弊社では2020年にカカオハスクプロジェクトを立ち上げ、2022年にカカオハスクを使ったタンブラーの商品化や、2023年には全国のブルワリーへとカカオハスクを提供し、ハスクを使ったクラフトビールのプロジェクトに参画するなどを行ってまいりました。そして2024年9月には、世界初(※)となる『カカオハスクのお香』の商品化が成功しました。
※カカオハスクを使ったアップサイクル目的のお香事例は世界初。全世界を対象にカカオハスクが含まれる40商品を調査、2024年8月28日時点、ステラアソシエ株式会社調べ